エル

ご無沙汰しております。エルです。 今年は……いや、今年も、でしょうか。女子野球を本格的に追いかけた一年になりました。 昨年も観戦した高校夏大決勝やクラブ選手権に加えて、高校秋大、全日本選手権。そしてワールドカップ。波乱も、鎬の削り合いも見て、改めて女子野球の強さを感じました。彼女たちは確かに、己が存在、時に国を背負い、堂々と戦っているのだと。 そしてストーブリーグ。例によって、女子野球は人の出入りが活発でした。 タイガースWomenは、かねてから女子野球と関わりが深い木戸克彦氏が監督に就任。ただ個人的には、ライオンズレディースに磯崎投手が加入したことにいたく驚きました。 里投手ともども、女子野球を語るなら真っ先に名が挙がるであろう大ベテランが並び立つ。早くも来年が楽しみです。 そして、野球は1イニングで決まるのではない。7イニング全部で組み立て、終わったときにリードしていればよい。 羽共の哲学には、私もこれはやると思いました。 一方で。これは構想ですが、今の展開に重大な関わりが出うるので話します。 夏帆の同級生にして優築の前任捕手、遥もまた、「7イニングトータルで試合に勝つ」戦略家。その全ては「夏帆が『復讐』を果たす」ため。仲間への情も確かながら、それを覆い隠して冷酷に振る舞える。 その戦略は、「わざと真裕を完投させ、その最終回に滅多打ちにする」。このためだけに6イニングも接戦を演じ、同時に夏帆の守備や投手力を信じた。 晴香にはこれに中盤で気づかせるつもりでいましたが、当時のメンバーで気づく人物がいるかは、はっきりとは考えていません。 いるなら監督が筆頭、優築や杏玖がその次、くらいで。そして監督は、わかっていても真裕には話さないかもしれません。遥の戦略とは真裕を決定的に傷つけることだと見るならば。 ところで、本編93ページで、ひとつだけお伺いしたいところがあります。 菜々花の顔面に投球があり、その後オレスが刺されたシーン。 今までの展開から判断して、菜々花が「球審に」抗議する余地はあるでしょうか? またしてもわざとやったと菜々花が思うか。思うなら、美久瑠を退場させる方向に舵を切りえたか。それとも、一方的に不利益を押し付けるのは潔くないと割り切るか。 単純な興味で申し訳ございません。
1件・3件
ご無沙汰しております。 私としても去年以上に女子野球について学び、更なる見識を深めようと思った一年であります。 今年のストーブリーグは男子も女子も例年以上に活発な気がします。 特に女子は今年、球界全体で一定の手応えを掴んだことでしょうし、更なる発展に向けた分水嶺に差し掛かっているのだと思います。 キャッチャーというポジションはその場凌ぎでは務まりませんからね。 乃亜だけでなく、一試合トータルで配球を組み立てる考え方は多くのキャッチャーがやっていることだと思います。 羽共との対戦を経験していない以上、遥の作戦に気付く者はいないのではないでしょうか。 できそうなのは晴香、優築、紗愛蘭くらいです
1件2件
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。 本年も、女子野球は大小様々な変化があるでしょう。手の及ぶ範囲ででも、それを自らの眼で追うのを続けようと思います。 それこそ、野球はアウトが重ならない限り終わらない。 後述のタイムの件もそうですが、どれだけ追い込まれようと、全員が前を向けば何かが起こるかもしれない。「かもしれない」からこそ全てを懸ける。その意味で、先輩方の遺産は確かに受け継がれ、定着したと感じます。 それは、「かもしれない」を徹底的に潰しにかかる相手がいればこそ、より輝く。使えるものは全て使う、そういう意地汚さも時に必要。それも勝負だから。 さて、今回も少し、規則面から興
1件

/1ページ

1件