漫然とした隠れ蓑を貫く一本の聖矢の如し
我々の生きている時代の底には 連綿と続いてきた重い歴史がある 虚も実も血も涙も混在した沈澱物を 祈りなく悪戯に混ぜ返してはならぬ 目先の安楽に溺れて忘れてはならぬ 伝承には確固たる摂理と道理があり 気づいた者と気づかぬ者の区別なく 未来永劫 我々の血肉と共に伝わる 
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西 令草さま 『古井戸』お読みいただきありがとうございます。 東北に住むようになって、地域の伝承や民間信仰に触れる機会があり、そこには生きる希望だけでなく、負の歴史も隠されていることを知りました。 そうした知識や経験が形になったのがこのシリーズです。 負の遺産も内包して生きていく強さや切なさ、愚かさが描けていたら嬉しいです。 素敵な感想ありがとうございました!
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