わか かおる

ほの暗い感情の行く末は
救いようがない!!誰も幸せにならない!!兄ちゃんが好きなのに、クラスメイトに騙されて、狙われて、ヤりたい放題ヤられて。昔の記憶に封じ込めておいた暝い記憶。それは、言ってはいけない思い出。思い出にもしたくないくらい瀆されたからだと心。そのバランスの中で生きてきた哀しみ。どこを読んでも切なくて、救われなくて、誰かこの兄弟に救いを与えて欲しいと切望しました。かみさまなんているんだろうか。いるのならば、このふたりを助けて欲しかった。どこまでも堕ちていくふたりは、どこまでもの闇の中でお互いの手を取るしかなくて。運命の赤い糸は、あの日小指に流れた赤い血になってふたりを瀆すのだろう。どうして優しく微笑むことが出来ない。それは知ってしまったから。暝い、やるせない気持ちを。鳴り響く雷のように思いきり叫んだら、なにか変わるのだろうか。誰かこのふたりを助けて。運命で兄弟になったふたりを、愛し合う恋人に変えて欲しい。それを考えんばかりです。
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なんという熱情のこもった感想。作品に想いを寄せて頂き、それを言葉(文字)で伝えていただけたことをとても嬉しく思います。ありがとうございます。 この作品は私自身の幼い頃の心の傷みたいなものを吐き出したものでもあるし、執筆当時に心の中に渦巻いていた想いを文字に刻みつけるように書いたものでもあります。今、これをKindleにするために改稿しているのですが、読むたびにその時々の思いが蘇ってきます。 改稿しても物語の筋は変わりませんが誰も幸せにならない物語の瞑さ、陰影をさらに強くできるのかどうか試しているところです。見守っていただけたら嬉しいです。
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