あお

ミスリードの巧みさ
遅ればせながら拝読いたしました。一人の男の妄執から逃れて幸せになってほしいと読ませて、物語が進むにつれてその妄執の恐ろしさに暗澹とした想いに駆られる中新たな展開を見せて、読み手はまんまとミスリードされていた事に驚愕する。とてつもない傷つけられかたをした三つの心が寄り添って、互いの傷が癒やされそれぞれが幸せを掴むために前に進もうとする姿は、やられたと思うと同時に読み手に深い感動と平安をもたらした。そして3人の背後にいる母親、父親達の相反する姿が全ての始まりであったと思う時、人間の罪と業を思いこれは紛れも無く人を描いた文学だと思った。今後もこういった作品を読ませて頂きたいと切に思います。
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あおさん、丁寧なコメント、というか評論をありがとうございます。 この作品は初期の頃に『人の心の闇』をテーマに書いたのですが(某有名作家さんの影響を受けて)、もっと掘り下げて書くべき箇所が多々あったように感じています。 未熟だったということですね😓 なので、このような感想をもらえて本当にありがたいです🥹
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