稲着よふみ

「壁を挟んで」
切ない話の多い短編集です。 私は特に「壁を挟んで」が好きです。 壁に備え付けられた窓ガラスは、反対側にいる者の声を通すくらいには薄い。それにもかかわらず、少年少女がお互いのぬくもりを感じ取ることはない。 この時点でやるせない気持ちになるのですが、その後の少女の言動がいじらしくて、どうか二人で幸せになってほしいと願わずにはいられません。
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 稲着よふみさん、感想ありがとうございます。  このお話は最初妄コンように書いていたのですが、上手く書くことができず、でもどうしても最後をあの一言で締めたかったので短編集に入れました。  私が書くとどうしても暗い話になってしまうので本当に幸せになって欲しいですよね。  気に入っていただけて、嬉しいです。
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