感想・レビュー一覧 2件

ピュアながら後味に名残惜しい余韻の広がる作品

個人的に壁を挟んでが好きでした。 詳しく人物の背景をあえて書かず、二人の行動で関係を察せる。読者の想像力を掻き立てるのがとても上手に思えました。 全体的に短いながら、物足りなさは感じずに甘酸っぱく
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「壁を挟んで」

切ない話の多い短編集です。 私は特に「壁を挟んで」が好きです。 壁に備え付けられた窓ガラスは、反対側にいる者の声を通すくらいには薄い。それにもかかわらず、少年少女がお互いのぬくもりを感じ取ることはな
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