こさめ

大切に大切に読みたいお話🎈
いつもながら素敵なタイトルとぴたりな表紙に惹き込まれて、わくわく。 読み始めたら途端に、蒼穹さんの文章としなやかで柔らかな蒼穹さん作品の特別な空気にくるまれて、嬉しくて、ぎゅっとなって、ちょっと泣きそうになってしまった、大切に大切に読みたい、と思ったお話です。 蒼穹さんの言葉と眺めた頁の視覚から浮かぶ情景と空気と間合いの大ファンでもあります! まちの暮らしのこと、陽ちゃん圭くんたちが育ってきた周りのこと、積んだり崩したりしながら選び取ること、違う立ち位置からの見解を得ての気づき、柔らかく折り合いをつけていける思考も、かちりと五感にスイッチ入る瞬間とかとか。読んでいる間は、すとんと物語に潜り込んで、行き交うふたりをそっとそばで眺めてるみたいな気持ちで、切なくて楽しくて愛おしい大切な時間でした。 アーケードでの印象的な幾つもの場面、瓶詰めのこと、おまけのこと、月のこと、深い夜のこと、素敵なサブタイトルの効き目等々、だいすきなシーンは尽きなくて、おしまいの柔らかなふたりの図も嬉しくて、コトコトこれからも煮込んで煮詰めてくふたりの愛が溢れてきて、大切でだいすきな物語を読めたことに、大感謝です。 とてもとても素敵な作品、ありがとうございました! また皆んなに会いにきます! (そしてそして、とてもフェアで静かに能動的で陽ちゃんと波長馴染む清水さん!言葉選びと空気。とってもすきでした!)
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