麻紀

最後の一閃で心にナイフを突き刺された
私は作品の途中で殺される覚悟をしました。 不穏な空気感に包まれたままで話が進んでいき 謎の存在に殺されるかもしれないと そして読者の育った環境によって最後の解釈が変わる 主人公達の気持ちを理解をする時間をくれずに、読者(私)に不安を押し付けたまま最後に心を抉る言葉のナイフが私を一閃で殺した。 残ったのは芥と同じ私の灰汁の様な今の存在だけ 読み終わった時、私の顔は青ざめた。 不必要な存在として消されてしまうのではないかと 否、自ら消えていかねばならないのかと 作品を閉じて時間が経つにつれ涙が止まらなくなった。
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