有澤いつき

 最後まで読ませて頂きました。戦闘情景が浮かぶかと、その他感想をのべさせて頂きます。  感想として、さすがの文章力、表現力でした。重厚な世界観に確立されたキャラクター、ハイファンタジーで見られるふわふわしがちな世界観もありません。ジークさんが好きです、美少女に弄ばれるあのシーンに発狂です。  戦闘について、擬音と「!」に目がいってしまい、文字で書かれる状態が普段の描写に比べてあまり頭に入りませんでした。特に前半は「誰が、何をした」ということに終始した印象で戦闘をしているイメージがわかないというか……疾走感や臨場感が足りない気がしました。日常シーンと同じ速度で描写してるせいかな、と思います。なかなか難しいですが。中盤のジーク対フィティスは熱いバトルで良かったと思います。  気になった点として、導入でうまく世界観を把握できなかったです。アーシェという神がいて、汰王という王がいて、その力関係はどうなのかとか、序盤にしか出てこないせいもありよくわかりませんでした。また、エイダは何故旅をするのか、何故そこを目指すのか、時折目的がわからなくなります。序盤のインパクトが弱いからかもしれません。  人物について、人魚たちは覚えるの諦めるとスラスラ読めます。ただ、登場人物を照らし合わせてしっかり読もうとする人にはちょっと厳しい量かと。    以上です。下巻も楽しみにしてます。
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レビューありがとうございます! 長いページ数ですのに最後まで呼んで頂けて、本当に嬉しいです! 人魚達『波の乙女』は、北欧神話に出てくるキャラ達なのですが、「これこんなに要るかなぁ……」と思いつつ北欧神話設定を重視してしまいました。いっそ三人くらいでも良かったかもしれませんね。書いてて私も混乱してました(^^;) 戦闘描写は、「日常と同じ流れで」と言われてハッとしました! まさにその通りです。一文を短くするでもなし、擬音に頼ってしまってリズムが逆に悪くなってましたね。フィティス戦は少し変えてみたのですが、好感触だったようで嬉しいです。モヤモヤと悩んでいたものが、パッと明るくなったような気持ちに

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