笹乃

ただコミカルだけじゃない構成力と技術にも注目
本人は必死なのだからコミカルだなんて言っては失礼ですね。 その『必死』が親しみや笑みを与えてくれた、とても楽しい作品でした。 早々に十川くんが悩みの海に溺れたものだから大変です。 溺れ方は尋常ではなく、もがけばもがくほど深みにハマる…蟻地獄のようなものでしたが、そこに負のオーラは一切なく、むしろ正の光が照らすくらい清々しいまでの悩みが痛快でした! 表題にある本筋の悩みに気がついたときに発する「ないのだ」。 二度読みしたときには声出して笑えます。 その悩みも不明確な敵を相手に妄想する激しさが、いったいどこに向かおうとしてるのかと思わせたり、とにかく武器になるものを検証しまくったり、必死な十川くんが可愛くって仕方ありません。 すべては美梅ちゃんを守るため! そんなヒロイン美梅ちゃんからの予期せぬ告白が事の発端でありながら、本人様はどこ吹く風。 そりゃそーだ。 十川くんの妄想劇なのだから。 世界を相手に命を賭する覚悟の十川くんが思考の中で大奮闘! どこ吹く風とは言っても美梅ちゃんの観点センスが作品全体を引き締め、わずかなセリフながらも主役をかっさらうほどインパクト大であり、懐の深さも大であり、スーパーヒロイン誕生の予感です! 二人の掛け合いが読者のハートを鷲掴んで離さない、そんなハイパーなアシストが美梅ちゃんの人柄でしたね。 十川くんをウォッチングして恋をし、真の告白だったのだと感じられます。 主導権を握った瞬間も感じてほしいです。 ビバ! 美梅ちゃんんん! 十川くんはそこからの悩みを早く脱してみせて! 読後に果たしてなに思う? 空想の時間が楽しくなること必至です✨
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笹乃さん、ステキなレビューありがとう💕 たくさん褒めてもらえて嬉しいな☺️ 書いてる本人は投げっ放しの勢い筆だったけど(*´艸`*)💕 私の作品で男の子が主人公というのも、『花笑みのモニュメント』とこれだけ。 ヒロインの美梅ちゃんは霞んでしまうかと思ったけど、好意的に受け入れてもらえて幸せなの。 彼女のキャラが立っていたら、私は満足です笑 楽しみながら書けたので、楽しんでもらえた上にステキなレビュー✨ 感謝に感謝を重ねて、 ありがとう💕(>᎑<`๑)💕
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