管野アリオ

訳アリの二人が奏でる、波乱万丈かつ壮大なラブストーリー
以前からかなり気になっていた美並様の作品。 完結したとの通知を受け、一気に読み進め、先ほど読了しました。 親が決めた婚約者がいるにも関わらず、一夜限りの恋をしてみたいと思う香澄と、 復讐のために、香澄を利用しようと近付いた春臣。 身体の関係を重ねていきつつ、仕組んだ『運命』にほくそ笑みながら計画を遂行するはずだった春臣が、純真無垢な香澄に気持ちが傾いていく心情にキュンとしてしまいました。 香澄が生死を彷徨い、記憶喪失になってしまうシーン、記憶が無くなったまま春臣が渡米した時、この二人は一体どうなってしまうのだろう? とハラハラしましたが、 襲いかかる試練を乗り越え、二人が異国の地で結ばれた時は安堵の気持ちと、嬉しさでいっぱいになりました。 個人的にグっときたのは、作中でドビュッシーのピアノ曲「月の光」が登場するところで、 ドビュッシーのピアノ曲でも、特に好きな楽曲のひとつでもあるのでニヤっとしてしまいました。 記憶を失った事で、香澄が自分の意思を持ち、人として成長していくシーンは、凛とした素敵な女性に『生まれ変わった』のでしょう。 ある意味『ラスボス』の実父と対峙する香澄は、同性から見てもカッコいい。 春臣の実の両親のお墓参りに行き、二人の子を宿したお腹に香澄が触れ、春臣が彼女の手の上に重ねるラストシーンは素敵で泣きそうになりました。 紆余曲折があった分、二人にはもっと幸せになって欲しいな、と思わずにはいられない作品でした。
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管野アリオさん、感想ありがとうございます✨ 一気読みしてくださったんですね!頂いたご感想が、描き手側が今作のポイントとして狙っていた部分ばかりに触れて頂いていてめちゃくちゃ嬉しいです❣️ 「月の光」がお好きな楽曲の一つなんですね!作品の雰囲気に合うかなと思ってキーポイントとして選んだ楽曲なのでニヤッとしてもらえて良かったです🤭
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美並ナナ様 お忙しい中、返信ありがとうございます。 久々に夢中になって文字を追いかけた作品で、読み応えがありました。 時間が経つのも忘れて、ストーリーに入り込んでました。 素敵な作品をありがとうございました!
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