大佐戸達也

ヤングケアラーの辛い現実と希望を同時に示唆してくれる作品だと思いました。
たかまさんの素晴らしい作品群の中で、最初に心惹かれた一作です。 自分の生活も犠牲にして認知症の祖母の面倒を献身的に見る、高校生のワタル。いわゆるヤングケアラ―のお話です。読むのが辛くなるところもあって、でもこれが現実なんだろうなと、その文章力とリアリティに引き込まれました。「子どもが子どもでいていい場所」を与えてくれる存在。この物語はちゃんと希望も書いてくれていました。

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