大佐戸達也

どこか雨の日特有のにおいの満ちた…臨場感あふれるミステリーでした
 とある農村で死んだ男の子の真相をめぐり、刑事と容疑者のやり取りが描かれます。ザリガニ釣りをしていた男の子を、黒い夕立ちが包む。背中にはヤケドの痕…。  すごくハラハラする展開で、一気に読んでしまいました。時代の空気、土地の雰囲気がとてもリアルに描かれて、うまく言えませんが、雨の日特有の埃っぽい匂いがそこかしこに満ちているような、臨場感の溢れるミステリーでした。

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