吉田安寿

トピックへのご参加ありがとうございました<(_ _)>
 最後まで拝読しました。 執筆を始められたばかりとのことですが、セリフに頼らず、地の文で物語を構築するという小説の基本は出来ていらっしゃると思います。  まず、祖母の家に到着した後の描写が良かったです。「木と畳表の香り~」の部分ですね。カナトが慣れ親しみ、郷愁を感じる場所だというのがわかりますし、拝読していて記憶の中の藺草や木造建築の香りが呼び起こされました。そこへお線香のかおりが加わることで、祖父の他界について巧く繋がっています。 遺影の件も、祖父の人柄がよく伝わる描写でジーンとしました。おじいちゃん、遺影だけに「イェイ!」って撮ったのかも? いや、すみません(笑)  さて、私はこのお話の舞台が現代日本だと思い込んでいたのですが、作者様に確認したところ、「誰にでも魔力が備わっており、電力の代わりとして使うような現代ファンタジーの世界」とのことでした。 となりますと、構成の面から申し上げれば、ストーリーという「中身」はOKなのですが、舞台という「外枠」に改善が必要かと思います。 今のままでは、現代日本として捉える方がほとんどだと思いますので、最後の最後で登場する「魔力」についての会話に戸惑ってしまいます。 ここは冒頭か早い段階で魔力の存在に触れ、異なる世界であることを明確にしておいた方が良いでしょう。ガッツリ説明する必要はありません。「俺たちは皆『魔力』と呼ばれる能力が備わっている。端末等の動力としても使われ、日常生活に浸透している力だ」程度で十分だと思います。  文章に関しましては、冗長なところが散見されました。 例えばP1「子どものころは~」の所は、「子どものころはそれでも良かったが、都会で生活する俺には何の魅力も感じられない」などとすると読みやすくなるかと思います。  また、P8のおばあちゃんが告白しようとするセリフですが、ここはもっとも大切なセリフの一つだと思いますので、何を一番伝えたいのかを整理し、簡潔に分かりやすくしたほうが印象深くなると思います。  私もそうなのですが、伝えようとするとするあまり、言葉が多くなったり、冗長な文になったりすることは多々あります。書き上げたら数日寝かせて、頭を切り替えてから推敲されると良いですよ👍 ありがとうございました!
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吉田安寿さま レビューありがとうございました。 舞台設定や魔力の説明など、至らぬ点が多々あったかと思いますが、読んでいただけてとても嬉しかったです。 分かりやすい改善点など挙げてもらえて頭が上がりません。物凄く参考になりモチベーションも上がります。 大事なシーンをしっかりと見定め、簡潔にまとめる能力を培っていきたいと思います。 表現力不足や語彙力のなさから冗長な文になりがちで、どうにもテンポが悪いかもと自分でも感じる事がありました。 貴重なアドバイスを真摯に受け止めて、これからの執筆に生かしたいと思います。 レビューには関係ありませんが吉田安寿さまの小説は、活き活きとした人物達が動いて
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ご丁寧に恐れ入ります<(_ _)> 今回のトピック参加は、貧族さんにとって勇気が要ることだったのではないかと思います。それでもご依頼いただき、真摯に受け止めてくださったことに感謝いたします。 以前行ったトピでは、私の辛口レビューがご自分の思っていたものと違い過ぎていたのか、完全に無視する方もいらっしゃいましたし、アドバイスを求めておきながら、結局は何も学ぼうとせず、無碍にする方もいました(;^ω^)  自分の実力がどのくらいであるかを客観的に知り、受け入れるということは、プライドが傷つけられることではありますが、書き手にとってとても重要なことだと考えます。ですから、貧族さんの
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