明日乃

このホラーはリアルだ
私には怖いものが沢山ある。お化けや幽霊はいないと思っているのに、暗闇は怖い。リングや貞子といった映画も最後まで観ることはできない。ホラー小説も読まない。いや、噓だ。読みたくないけれど、少しだけ読む。それは修行だ。作家としての……。 怖い虫もいる。スズメバチだ。あの羽音といったらまるで爆撃機のプロペラ音だ。聞いただけで心臓がギュッとなる。畑仕事をしているとするのだ。あの音が……、グオン!……思わず姿勢を低くしてしまう。しかし、その羽音の原因がスズメバチでない時がある。カナブンだ。羽音がそっくりなのだ。心臓がギュッとなった後、羽音の源がカナブンだと分かった時には損した気分になる。 もうひとつ、ドキッとすることがある。風呂で身体を洗っている時に、傷に気づくのだ。――キズニキズク――音だけなら駄洒落だけれど、怖いことだ。いつ、どこでついた傷なのか? 先日も、背中の腰のあたりに5センチぐらいの切り傷があった。すでに瘡蓋になっていた。原因不明の傷。ガチだ。リアルだ。 この調子だと、気づかないうちに致命傷を負って、あの世に行っているかもしれない。 分からないということは、とても怖いことなのだ。『青い月に記憶は眠る』それは、そんな分からないことが怖い物語だ。
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明日乃さま。 お時間を頂きありがとうございます。 私の怖いのは亡くなった愛猫が夜中に現れた事、勿論夢だったけど今はホラーを書いているからか、夜中の物音に敏感になり、毛布を被って呪いを唱えます。これは本当です。 明日乃さまの怖いのも分かる気がしました。苦手な物や、キズニキズク、、やはり怖いですね。 ご丁寧にありがとうございます。 怖さは幽霊だけじゃ無いと言うのを意識して書いてます。 お願いばかりですみません。 明日乃さまの素晴らしいコメントに、力を頂きました。完結まで頑張れそうです。感謝申し上げます。🙇‍♀️ 夢 餡子
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