帰還兵の戦争は終わらない
終戦後、復興ばかりに人々の目が向かう中、帰還兵たちの心の問題は置き去りにされてしまいました。 彼らは心の傷を一人で抱えたまま、戦争PTSDに苦しみ続けたのです。 私の母の従姉もそうしたPTSDを抱えた一人だったので、こちらの物語はとても身につまされるものでした。 主人公の父親は、働きに出ることでPTSDを乗り越えることができたようですが、それにはずっと寄り添って来られた奥様のひとかたならぬ努力と苦労があったことでしょう。 必死に働いて家計を支え続けた主人公の奮闘も欠かせません。 今も世界中で戦争が続いており、恐ろしい戦場でPTSDを患う兵士たちが後を絶ちません。 彼らも寄り添ってくれる人の支えを得て、いつか立ち直れる日が来るよう祈るばかりです(その前に戦争が終わってほしいですが)

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