【コメント】圧倒的な筆力とそしてリアル

わたしの推しが死んだ日

圧倒的な筆力とそしてリアル

私がアイドル関係とあまりなじみが無いこともあり、最初は軽い気持ちで読ませて頂いたのですが、とにかく地下アイドルのリアルな事情、メンバー同士のあつれき、ファンの前では見せない口論やケンカ、人間関係のこじれ等を、圧倒的な筆力で、読ませて頂きました。正確に言えばページをめくる手が止まらなかったです。一番好きなキャラクターは夜乃でした。類まれな才能を持っているのに、それが本人の幸福に結びつかない。そのもどかしさや真相が明らかになっていく終盤が圧巻でした。これから主人公との生活が始まるのでしょうが、それが幸福に結びつくかどうかは分からないけれども、応援したくなります。素敵な物語をありがとうございました。

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