倉橋

https://estar.jp/novels/26040844  4000☆超えました。昭和・平成の映画、テレビ、CM、コミックなどにまつわるエピソードを紹介しています。幻のテレビドラマも紹介。  お礼も兼ねて、この場をお借りして新作です。 【松山千春と西田敏行】   松山千春はデビューした頃、コンサート第一主義で、『ザ・ベストテン』(TBS)『ザ・トップテン』(日本TV)といった歌番組には出演を辞退していた。  一度、『ザ・ベストテン』で自分の心情を吐露したことはある。  ふたつの番組は当時の人気番組で、番組が決めた今週のヒット曲ベスト10を順位ごとに紹介し、生放送の歌唱が売り物だった。  そのため、松山千春がベスト10に選ばれたときには、司会者が、 「今週は出演して頂けません」 と、毎回のようにお知らせしていた。  1981年四月。松山千春の『長い夜』、そして俳優・西田敏行の『もしもピアノが弾けたなら』の二曲が殆ど同時に発売され、両方とも大ヒットした。  西田敏行の曲は、日本TVのドラマ『池中玄太80キロ』の中で歌われていた。  『ザ・トップテン』に出演した西田敏行は、松山千春の『長い夜』について、松山千春の出演辞退が紹介されると、 「ああ、『何とかの夜』でしたよね」 「(どんな番組でも出る)うち(西田敏行のこと)とは反対の商売ですね」 とからかい気味に話した。  女性週刊誌に、 「松山千春に失礼だ」 「別にあなたなんか出なくてもいい」 と松山千春のファンからの怒りの投書が何通か掲載された。  その後、歌手・松山千春は1998年のTVドラマ『新選組血風録』に芹沢鴨の役で、なぜか俳優として出演していた。  なお芹沢鴨は現在、倉橋の下記作品の最新エピソードに登場している。ジャック・ザ・リッパー事件を取材した織田純一郎の青春時代のエピソードである。  表紙は夢餡子さんの絵。ヒロインにピッタリの美しさである。 https://estar.jp/novels/25987424
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