倉橋

https://estar.jp/novels/25987424  こんにちは。応援ありがとうございます。  1888年夏から秋にかけてイギリスのロンドンで起きた連続殺人事件。「ジャック・ザ・リッパー事件」の名前で知られ、犯人が逮捕されずに終わったことから、現在でも事件についての本が書かれ、テレビではドキュメンタリーが制作されています。この小説は、ちょうどその頃、ロンドンに滞在し、はからずも事件と遭遇することとなった朝日新聞主筆待遇の織田純一郎や尾崎行雄、末広鉄腸、高橋義雄、島田三郎といった著名人の姿を描いた歴史小説です。  ジャック・ザ・リッパー事件にも詳しいジャーナリストの會津信吾氏から色々とご教示を頂き、アイコン、ヘッダーでお世話になっている夢餡子さんの絵を表紙にお借りすることが出来ました。心より感謝しております。  エブリスタの皆さんには、5000近くの☆を頂き、色々とご感想を頂いたこと、心よりお礼申し上げます。  第三部に入る前に、『若き日の織田純一郎』と題し、若き日の織田純一郎の姿を描いた中編を挿入しています。最初は冒頭に持ってくることも検討していたエピソードです。  織田純一郎がいかに華麗な人脈に恵まれていたかも分かり、改めて不世出のジャーナリスト、織田純一郎への興味が湧くかと思います。  若き日の織田純一郎が直接、間接に関係したとされている人物というのは、昭憲皇后、橋本佐内、三条実美、丹羽正雄、土方久元、尾崎一良、古高俊太郎、沖田総司、星亨、柳川春三、宇都宮三郎……と歴史に残る錚錚たる人物ばかりです。  特に柳川春三、宇都宮三郎といえば、自分の住む愛知県の偉人でもあり、このふたりが織田純一郎と面識があったというのは、大変感慨深いものがあります。  愛知県の偉人ということで、是非とも詳しく描きたかったのですが、頁数の関係もあり、あまり詳しく紹介出来そうにないのが残念です。ただ愛知県では教育関係者により、この人たちの顕彰が行われており、これまで伝記なども刊行されていますので、興味のある方は愛知県の教育関係者等に一度問い合わせてはと思います。  小説は、禁門の大政変まで書き終えたところで、今後、池田屋事件、禁門の変、明治維新と続きます。  ご愛読いただければ大変光栄に思います。  
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