ちー

丁寧な返信&解説ありがとうございます。先日、ルワンダで義足を作っている日本の方の講演を聞きましたが、義足を作る技術オリンピックにルワンダの職人を連れていくんだけど、その度に行く先々の国で、逃げられるのだとおっしゃっていました。綺麗事でないのは承知していますし、現実も理解しています。わか先生が経験されたこと、悲しいことだと思います。ですが、できましたらそのようなことは、作品の中ではなく、技能実習制度が問題だらけなのに、現場に丸投げし、批判を避けるために小刻みに制度を変更してごまかしている法務省、厚生労働省、日本政府に向けて発信していただきたかったです。 カズヒサも最初から抜け目なく仕事ができたわけではないのを示すのに、この事例が本当に相応しいのか、疑問に思うとともにとても残念でなりません。移民政策はさまざま国で先行されており、メリットデメリットも事例があるのだから、カズヒサならそれを調べてさまざまな可能性をシュミレーションして欲しかったし、「人種がちがう」なんていう言葉で片付けて欲しくなかったです。 ごめんなさい、この作品が好きすぎて、カズヒサにも自分本意に勝手なイメージを当てはめてしまって、痛いですよね… ただ、私には多くの日本に住む外国につながる友人達がいて(日本のBL小説大好きな南米の子もいます…)、いろいろな人が作品を読む可能性があることを考えると、読む人みんなが差別を感じないような作品であって欲しいと願います。 実はクルド人を支援している友人もいて、報道やネットで揶揄されているようなおかしな人もいる一方で、本当に困っている人もいることを、当人たちと対話することで知っています。職場でもネットを見てクルドヘイトしてきた人に、丁寧に自分が出会ってきたクルドの人の話をしました(ドイツに住んでいた時にボランティアでクルド難民のお世話もしたことあります)。 今回の件、いろいろな人に相談しました。中には「もう読まなきゃいいじゃん」と言う人もいましたが、私のモヤモヤに真摯に向き合っていただいたわか先生に感謝するとともにこれからも2人を応援したいので、投稿させていただきました。長文失礼いたしました。
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そうかも知れませんね。批判の目は日本そのものに向けるべきであったのかもしれません。ただ、実際に技能研修生を受け入れるのは(だいぶ昔の話ではありますが)大変な労力と、手間がかかります。受入時に何度も何度も同じような書類を各関係所に提出し、似たような苦言を言われ、ようやっと技能研修生を迎える事ができました。私はスペイン語はさっぱりなので、そこら辺は上司の役目でしたが。そんな思いまでして受け入れた技能実習生たちに逃げられたのは、理屈でもなんでもなく、ただ感情が『かなしい』に揺れてしまいます。その辺をカズヒサに背負わせることで、彼の若さゆえの弱さを表現したかった、というところもあります。ちーさまの経験
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