suika

心が軽くなって欲しいです
昨年実父が亡くなった頃に初めてこの作品を読ませて頂きました。 遠距離で独り暮らしだった父と同居して介護を始めて半年足らずで自宅で急死。 葬儀の準備やその他の多くの手続きのため、悲しむ暇もなく時間が流れました。その後は無力感と後悔の日々を家から出れずに過ごしていました。 ふとまた読みたくなって再読してこの作品の切なくて悲しかったシーンで泣けて、これがきっかけで今まで我慢していたのか涙が止まりませんでした。 1年経った今もふと思い出すと泣けてきますが、思いっきり泣き倒す事が出来るこの作品に出会えて心が軽くなりました。 花恋さんに思う事は、辛い日々を何年もかけて立ち直り幸せな生活を過ごしたかもしれませんが、何度も電話があったのに連絡を絶ち何も告げすに別れを決めた事に罪悪感や後悔が未だあるのではないのでしょうか? 谷先生が幸せでいるのか気になるのではないのでしょうか? 谷先生の方も婚約者が何度電話しても音信不通で会いに来てくれた時には衝撃的な現場を見られ婚約指輪を返され言葉を交わす事なく別れた事実は長い年数が経っても罪悪感が残ったままだと思います。 純粋で真っ直ぐなお二人が罪悪感を抱えたまま一生背負うのは辛すぎて何か手を差し伸べる事はないかと泣けてきます。 勇気は入りますがお互いの為に花恋さんから最初に連絡をして欲しいと思います。 花恋さんの仕事柄、紹介状を郵送する際の文章作成や医師宛のビジネスメールの作成も精通していると思います。 元同僚と記載して勤務先に病気の相談の可否のお手紙やメールを送る事は難しいのでしょうか? 相談が可能であれば連絡を下さるでしょうし、たとえ時間や物理的な理由で会えない場合でもメールか電話で繋がり話す事が出来れば気がかりを一生背負わずに心の浄化が出来ると思います。 また自分の心の内側にある感情を外に出すことができ、昔の彼のまま年齢を重ねたのなら花恋さんが抱え込んでしまう悩みをじっくり聞いてくれそうな気がします。 もし谷先生が話を聞いてくれない無粋な方になられていたら、決して自分を責めずに「過去の行動が間違いではなく過去があるから今の自分がある」と認めることで、過去の思い出を美化にせず心が軽くなっていくと思います。 花恋さんのいちファンの立場で感情移入し過ぎた感想ですが花恋さんの幸せを心より祈っています。 今後も応援しています。
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