発想が素敵!ストーリーも最高でした。
 まず、ストーリーの発想が素晴らしいです。数多ある物語はどこか似か寄るのは仕方ないのですが、この題材で始められる発想はなかなか思い付きません。凄い。  ストーリーは、官費弁当「官弁」を長年作り続ける老店主とある事情持ちの男の交流がメイン。ですが、アイテムとして添えられたお弁当の描写やお店の雰囲気というものが、実に情緒的に心をくすぐってきました。  クライマックスは、心温まる展開で揺さぶられ、テーマである「ただいま」になぞらえたエピソードでラストシーンを迎えます。これもすごく好みです。その先の「家族たち」の幸せを祈りたくなりました。  とても面白かったです!  ありがとうございましたっ
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ご丁寧なレビューをありがとうございます! 展開、描写にはこだわって書いたので、いろいろ感じ取っていただけて嬉しく思います。 留置場は本来、戻ってはいけない場所(「ただいま」が許されない場所)です。 もともと官弁の存在は知っていたので、「ただいま」のテーマが提示されたとき、それをキーアイテムに悲しくも温かい物語を描けるのでは……と考えたのがスタートでした。 誰にとっても、生きるって大変ですよね。 実際はこんなに温かい環境や奇跡のような偶然はなくて、もっともっと厳しい現実なのでしょうけれども。 それでも官弁に携わっている業者さんや警察関係者の方々、更生に向けて第二の人生を歩む全ての方々に、ささ
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