ボスコベル

 こちらこそ拝読させていただき、 難しい制度等ずいぶん調べられたのだろうなと想像しつつ、 力のこもった素敵な作品だと感銘を受けました。  死刑囚、看守、その家族達。  重いテーマながら人物達の純粋さ、ひたむきさに魅入られて、 最後まで不思議な世界に遊ばせていただきました。  透ほど、哀しい存在は他に知らないぐらい、 本当に哀れで。  でも透のような人はこの醜い世の中の何処にも、 実は身の置場がなかったのかもしれません、元来が……。  だからたとえ塀の中、死の淵とはいえ、 朔に出会えたことがむしろ真から良かったとも、 悲しい皮肉ながら、言えるかもしれません。  『蛍……』は最終編は、 最近ずっと歴史関係の書籍を読んでいて、 筋立ても結末ももう決まっているのですが、 仕事や家の都合でなかなかまとまった時間がとれず、 一文字も書き出せずにいます。  困った困った。  たとえ読者が私だけであろうとも、 とにかく書き上げる、完成させるのが目下、 私の人生最大のテーマなのです。  大袈裟か(笑)    御丁寧にメッセージ、 ありがとうございます。  急に寒くなってきましたね。  今週末ぐらい、冬の布団を出そうかな。  お互い、体調に気を付けて、 食欲の秋を満喫しましょう!  ボスコベル
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ボスコベル様 お返事有難うございます。また続いてしまってすみません。 あの話を書くようになって、否応にも刑務所関連のニュースに敏感になってしまいました笑 受刑者を「さん」付けで呼ぼうとかいう流れがあるとか笑 最近驚いたのが元法務大臣の河合さんが釈放されたインタビュー記事で、法務省のトップが収監されたって、かなり衝撃的なことだったのだろうと、逮捕時はさして気にも留めてなかったのですが、興味深く見てしまいました。 私は生みの親だから解るのかも知れませんが、透自身は、割と普通の感性で、自分の人生実はそれほど悲観してないというか笑 元々この世を去ってしまう前提なので仕方ないんですけど、悲しい可哀想ど
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 返信ありがとうございます。  そうですか、何と、作者的には、 透は哀切な存在というよりごく当たり前の感性の人物、 ということなのですね。  何だか救われます。  それに、私の受け止めとしては、 あの塀の中だからこそ透は濃密な想いを知った、 初めての感情を知ったとも言え、 それも救いではあるのですよね。  とはいえ私という人間は即物的であろうとする人間で、 (繊細な感情が辛過ぎて数周まわって、最後、 敢えて即物的で居ようと思ってしまう) もし自分があの中の透や朔であっても、 社会、世間に恨み、辛みを抱いて、不平不満いっぱいで、 閉じ込められて暮らしたと思います。  ああいう特殊な場所だからこそ
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