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黒い穴
石亀じだん
2024/10/21 20:52
黒はいろいろな色が戦った結果なのかもしれない
100年後、いや2、いや300年後の世界だろうか。 科学が進歩して、人工の頭脳をもつロボットや機械がすべての仕事をこなしてしまう。 でもやはり芸術、絵や音楽の世界は人間の領域であって欲しいと思うが。 究極の黒を追い求めた画家も、どうやらそこには到達できないでいたようだ。そこで彼はとうとう自分の持ち物の人工知能にそれを見てきて欲しいと依頼して、亡くなる。 そして彼は主人の願いを実現すべく、周囲の声にも耳を貸さず、探索機に託してそれを追い求めるが。 主人が求めた黒、究極の黒は、そうだったのですか。 いろんな絵の具を混ぜると黒になりますね。 黒の正体は、赤や青やオレンジや緑や黄色、それが混在した世界であったことを知ったのですかね。 それはもしかしたら、人類はいろんな人がいて、いろいろな考えを持っている。それを互いが尊重し、相手の価値を認めなければ互いが互いを打ち消して争い、滅亡の道をたどるのかもしれない。今も世界のどこかで紛争が絶えない。悲しいことですね。 そんなことを考えさせられました。怖い物語ですね。
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