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倉橋
倉橋
2024/10/25 22:17
https://estar.jp/novels/26250120
この度、350☆を超え、エブリスタの人気作家、詩人である小原ききょうさんより過分なお褒めの言葉を頂いたことをご報告させて頂きます。 本棚、☆やコメント、スタンプで応援頂いた皆さん、妖艶な乱歩ワールドを展開してくださったエブリスタの人気作家、詩人、エッセイスト、画家、書家の澁谷沓さん、そして改めて小原さんに厚くお礼申し上げます。 これは研究エッセーですので、何度でも自分の主張を申し上げます。 ポプラ社から刊行され、最終的に「少年探偵 江戸川乱歩全集」に収録された江戸川乱歩作品の児童向け改作『黄金仮面』『人間豹』『大暗室』はミステリー専門誌「宝石」元編集長でミステリー作家の武田武彦の手になるものです。 全て児童雑誌に連載されましたが、『人間豹』『大暗室』はポプラ社が乱歩の弟子の氷川瓏を使って再編集して単行本になりました。理由は武田に高額の原稿料を支払うのを避けたかったからだろうと思います。氷川の遺した日記によると、武田武彦の連載分のスクラップが渡され、これを元に書くよう指示がなされたということです。 要するにポプラ社の『人間豹』『大暗室』は江戸川乱歩・原作 武田武彦・原案、文 氷川瓏・潤色・文とでもするのが妥当かと思われます。乱歩の作品ではなく、武田武彦の児童向け改作を原作として単行本化されているからです。 ところが公共機関である名張市立図書館吸刊行の『江戸川乱歩執筆年譜』は、武田武彦の名前を全く出さず、氷川瓏が乱歩の原作を元に『人間豹』『大暗室』を執筆したと記載しました。 朝日新聞が「作家・編集者」と紹介している中川右介は 「江戸川乱歩が武田武彦の改作を拒否し、改めて氷川瓏が単行本用に改作し、氷川版『人間豹』『大暗室』がポプラ社から刊行された」 と『江戸川乱歩と横溝正史』で堂々と書いています。 公共機関の名張市立図書館に対しては資料のコピーも添えて二度に亘って封書で意見を送りましたが返事はなく、TWで何度も自分の主張を書いていたところ、突然、 「本を書いた人が退職したので分からない」 と返事を送ってきました。今も保管しています。 中川右介からの返事はありませんでした。 今後、真実が浸透していくのか不明ですが、 「適当でございます」 という姿勢は僕の一番、嫌いなことです……。
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朔吉珠世
10/27 7:05
脚本家が原作を改悪して、原作者が命を経ってしまったニュースが少し前にありましたが…こういうことって本当は以前から行われていたのかもしれませんね…なんだか悲しい…。 倉橋様のこのつぶやきを読んでこちらを読んでみたくなりました…
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倉橋
10/27 7:24
ありがとうございます。著作権は非常に大切です。武田武彦は乱歩の作品を少年向けに改作しましたが、著作権は乱歩が握っていたので、勝手に何をされても文句は言えませんでした。契約する時に、著作権は原作者でも、単行本化や映像化の時には一定の報酬を受け取るなどキチンと確認することが大切かと思います。他山の石ではなく、いつでも起こり得る話です。
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