わい

この世界のどこかにいる愛ちゃんへ。
タイムラインに流れてきたので何となく読み始め、最終的には一字一句を噛み締めるように読んでいました。 冒頭から愛ちゃんの魅力に惹きつけられ、もし私が愛ちゃんに会うことがあったら作中の男性陣と同様に一目惚れする自信があります。愛ちゃんのキラキラと輝くオーラは、次元を超えて伝わってきました。 愛ちゃんの恋愛遍歴に登場する男性陣は皆一様にグーで殴ってやりたい(何なら通報してやりたい)男ばかりでしたが、当の愛ちゃんはそんな彼らに復讐するわけではなく、心の痛みを知りながら少しずつ前に進んでゆく。その姿が眩しくて愛しくて、全力で応援したくなる。 読後、この物語のタイトルには『モテる』だけでなく『持っている』という意味も含まれているように感じました。 自分に素直でいられる自分を『持っている』人生。 自分も他人も大切に出来る自分を『持っている』人生。 どうしてもままならなくなった時、心の避難場所を『持っている』人生。 『愛ちゃんのモテる人生』というタイトルの中に、人生に大切なものがギュッと詰まっていると思いました。 日々複雑になっていく社会の中で身動きが取れなくなっている人の心に、光を与えてくれるような物語です。 この世界のどこかにいる愛ちゃんへ。これからもありのままで愛ちゃんで、誰かの心を優しく照らしながら、太良ちゃんとラブラブな日々を送り続けて下さい。
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素敵な感想ありがとうございます!書籍版では本編の加筆修正のほか、太良が主人公の書き下ろし編も収録しているので、機会がありましたらそちらもチェックしていただけると嬉しいです!

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