重厚でロマン溢れる正統派SFの名作短編!
 未来において、人類は宇宙の深淵に行けない。その少し前の学者が提唱した「エリィの呪縛」と呼ばれる定説と、それに抗うように宙を渡ろうとする男達の夢とプライドを描いた正統派SF短編。  よく練られた構成と壮大な世界観に圧倒されつつ、描かれたストーリーも重厚で体温の高いロマンがありました。「フライトレスバーズ」に挑むバディの名前に隠されたギミックや、もしかしてこれって?と思わせるポイントもお洒落で、読みながら心が沸きました。  未来を描いているからこそ今は証明できない事に価値観があるからそれだけでもワクワクしてしまいますが、「未来にある未来」を魅せたこの短編の面白さもやはり無限なのではないかと思います。  ロマン溢れる物語。名作でした。  とても面白かったです。
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トコダ トコ様 まいどありです! フライトレスバーズの熱気あふれるレビューをありがとうございます。 元々本作は10万字クラスの作品として作る予定で温めてあった構想なのですが、どうにも形にならなくて「だったら起から結へ一気に繋げてしまえ」となった作品です。 それで賞をいただいて、このようにレビューを頂戴できるのですから、人間何が幸いするかわかりませんね。 SFはロマンです。 限りない先を見つめて切り取るドラマです。そういう楽しさを味わって頂けて、とても嬉しくおもいます。 ありがとうございました
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