佳川鈴奈

運命の糸。 運命の糸は「赤」だと言うのが 世間一般的に認知されている糸。 だけど、 赤以外にも「黄色」「緑」「紫」の糸。 本当にそんな糸が見えてしまったら、 絡み合う糸を気にしてみたり、 見えない糸に悲しんだりと、本当に 大変だろうなーなんて思いつつも、 人の精神世界を「糸」に重ねて綴られている じゅじゅちゃんの世界観。 堪能させて頂きました。 「黒」の糸は、 やっぱり悲しいですね。 100頁以内なので、 サクサクっと手軽に触れ合えて サラリと読めてしまうからこそ、 後で作品を自分の中で振り返る。 振り返ると、 忘れてしまいがちな大切なものに 気づかされていくような。 そんな優しい作品です。 素敵な作品を有難う。

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