フジミドリ

絵と物語の、幸福なデュエットですね。 実に絵が効果的に使われて、物語が絵を活かし切っています。 デジ画と違い、アナログの絵は技量がハッキリ出ます。そして、技量以上に如実に表れるのが、雰囲気なのです。 それは、描き手の人柄とでもいうしかない曖昧なものですが、厳然とあるのです。 まりんさんの絵は、伸びやかでほのぼのしています。それでいて、鮮やかなのです。 鋭い鮮烈さではなく、柔らかで穏やかなのに、圧倒的な強さで包み込まれてしまう。 個性豊かな描き手はいても、まりんさんのように心地よさに浸らせてくれる絵師は多くいません。 まして、絵を見事に活かした物語の書き手となれば、実に稀有の存在です。私は、そのような創り手を一人しか知りません。 そして、そのお一人を、まりんさんが心の師と仰いでいるのも頷けるのです。 簡潔でありながら、心の襞に到達する爽やかな文体は、胸に響いてきます。素晴らしい。 心が洗われる逸品です。
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最後に最高のプレゼントを贈って下さった フジさん、本当に感謝しています。 きっと、お返しができる時が来ると 信じています。 フジさんのこと、いつまでも忘れないよ!
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