ひゅん

泣きました。311地震の辺りは特に涙が溢れて止まらず嗚咽しそうになりました。思わず寝るのを忘れ、読破していました。言葉では言い表せない辛さ、切なさ、いろいろなものが心にのし掛かり、読み終わって布団に入ってもなかなか寝付けなかったです。私は医療関係従事者ではありません。命の最期という現場、救急搬送されてくる重体の患者たち。私がその場にいたら、思わず目を背けたくなることばかりだと思います。先生だからこそ書けるリアリティ溢れる体験記。なにも知らずに毎日を過ごす私のような読者に現実というものを突き付けてくれる貴重な作品だと思いました。生死と向き合う医療現場で毎日必死に働き続ける先生を心から尊敬するとともに、命というものについて考える機会を与えてくださったことに感謝いたします。
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