惡山 真夜

宣伝がありましたので、レビューさせていただきます。もちろん、最終更新分(120)まで読ませていただきました。 いきなり破局ということで、掴みはいいと思います。 さて、概要に「書籍化目指して~」とありましたが、正直、書籍化するレベルとは言えません。私自身、実力が高いわけでもないので、あまり上からなことは言えませんが、素人目で見ても、まだ実力不足と言えます。 大きな原因としては、よくわからない改行を初め、所々読みにくい部分もあり、且つ、内容についても「薄っぺらい」と感じました。 とりあえず、「本」を読んでみてはどうでしょうか。今回、こちらの作品を読ませて頂いて思ったことは、『地文が平坦』『描写の薄さ』『感情移入が出来ない』という大きく三点です。 まず、『地文が平坦』ということについて。簡単に言えば、盛り上がりに欠ける、ということです。どういう状況でも、淡々と状況が書かれているだけ。個人的に、読んでいて「ふーん。だから?」となりました。 次に『描写が薄い』こと。心理描写は、ほぼ皆無といえます。取ってつけたような括弧に書かれた心情には、とても読む気が削がれました。薄いのは心理描写だけではないです。情景描写も、カメラが一点にしか当てられておらず、また「はいはい、そうですか」感が沸き起こります。 最後に『感情移入出来ない』。これはの原因は簡単です。上の二点が出来ていないからです。文章に引き込まれないから、といえます。 こういうのを改善していくには、やはり「本」を読むことが、一番効果的だと思います。 上に挙げた三点だけでなく、他の点からも読書することをおすすめします。 宣伝に「ワンコ系が豹変するところが見所」とありましたが、いまいち作品中で分かりにくかったですし、影が薄かったと思います。さらに、豹変するスイッチみたいなものがよく解らなかったです。なんというか、「好きな子のためだから」みたいな寒い理由なら、残念ですね。 はじめのあたりの大きな原因にも書いた、読点や改行についても、プロの作品から学んでください。 偉そうなことをツラツラと書きましたが、キャラクターはいい味を出していました。それを上手く使いこなせるよう、頑張ってください。
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追記。誤字がとにかく多かったです。それから無変換も。ボキャブラも読書で増やしてください。

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