日向夾

 評価へのお返事はレビューの方にさせていただきましたが、ちょっと一つしてやったりとガッツポーズをした部分があったので、こちらでそれの種明かしをば。  簡潔に言いますと、弐栞は「くん」ではなく、「さん」または「ちゃん」が正しいです。つまり女の子です。  これに関しては、弐栞の容姿について男女共通で使えるもののみを用いて描写したり、一度も弐栞に対して彼とか彼女とかの呼び名を使わないようにしたり、弐栞と伊澄の口調をあえて似通ったものにしたりと色々工夫を凝らしましたので、見事性別の勘違いをさせられてガッツポーズです。雛菊さんが引っ掛かった「両手に花」という表現は、彼らの目から見れば正しいものだったのです。他にも幾つか性別誤認を匂わせる表現を差し挟んでいるので、もしもう一度読む機会がありましたら是非探してみてくださいまし。  ちなみに、あの作品は表紙にも書いてある通り別作品の番外編です。そちらの方を読んでいないと登場人物の詳しい人となりや人間関係は分からなかったかもしれません。極力そういう事が気にならないように書いたつもりではありますが、もしそのせいでこの引っ掛けが気付きにくくなってしまっていたのなら、それは自分の力不足です。次同じようなものを書く時にはそのような事がないようにしたいと思います。  では、繰り返しになりますが、クリスマス短編に評価をしていただき、本当にありがとうございました。
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うーん……。評価にも書いた通り「本編ありきの短編はタブー」とあるように、その性別ぼかす意味がよく分からんです(^^;) なら何故二人立ってドリンク取りに行った時伊澄がヤキモチっぽいのを妬いたのか? 性別誤認したのは私の読解力の無さを突っつきたかったんですか? そんなんでガッツポーズされて私はどう反応を返せばいいんでしょう。性別誤認させる狙いはなんだったんですか? 正直あの物語ではそうする利点って無いですよね。それを狙ってやってる時点で、私には「読者に不親切」という印象しか抱きませんでしたよ。
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 何故性別誤認の引っ掛けをやったのか、その答えは「本編でも同じ事をやってるから」です。本編はここ最近まったく更新してなくてこの仕掛けを使える目処が立っていないので、ならば短編の方でこのもやもやを消化しようかと思った次第です。別に読解力がどうのという話がしたかった訳ではありません。誤解を与える様な文章を書いてしまい、申し訳ありませんでした。  本編と短編は極力独立したものとなるように書いておりましたので、この短編は本編の方でやろうと思っていていまだに消化できていないネタを幾つか詰め合わせたものになります。故に多分に自己満足を満たすための作品になっています。そういう意味では確かに「読者に不親切」で

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