【コメント】

戦火の彼方へ

レビュー依頼ありがとうございます。表現、書き方等、それと更新分まで読んだ率直な感想を交えてレビューさせて頂きます。公開されている20Pまで読んだ感想としては、文章の表現の仕方は問題なく、全体を通して読みやすく、文章量も個人的に丁度良かったですね。それと一つ一つの文章自体のリズムも良かったです。全体的に描写も適度にされており、特に詰まるところは有りませんでした。 ――辛口と言う事ですので敢えて上げるとすれば、登場人物の姿形に関する描写が少ないかなと。他に気になった点を上げさせて頂ければ、日本の戦力の保持に関する憲法に対する議題が、作中の2020年ではどの様に取り扱われているのかが気になりましたね。序盤に【軍・税・憲法】等と言った触り程度ですが風刺的なものが書かれており、所謂こういった【毒】がどれ程混じっているかが、その作品のリアリティさと面白さに繋がります。つまりはメリットだけでは無く、デメリットも伝え相手からの信頼を得ると云った様々な業界で使われている手法ですね。話を戻しますが、作品の2020年で日本は保有している軍事力をどの様に認識し、更にはその保有、または増強してゆく軍事力に対して諸外国の反応や軋轢、憲法を含めた様々な問題について解決しているのか否か――等と言った風刺的な内容を、更にもう一歩踏み込んで描けば面白さが増すのかと思います。軍事力を持たないと謳っていながら、毎年世界軍事力保有ランキングでは10位台にランクインしてる国ではありますし、現代と作中との月日の擦り合わせのような描写を、風刺を交えて冒頭部分に書き足しても良いかもしれませんね。まだ本題であるタイムスリップはしていませんが、様々な小ネタが散りばめられていて読んでいて飽きませんでしたね。今後の展開に期待が持てる作品でした。以上でレビューを終了します。頑張ってくださいね、それでは失礼しましたm(__)m

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