豆板醤

子供時代は、素直に欲求を出し過ぎて一番『残酷』な時代でもあると思う。 従兄弟は勿論の事 嫌な言葉を吐いた事をずっと気にして来た主人公は、実は優しい人なのだろう。 小さな花を気遣う彼女もまた、優しい人なのだろう。 それなのに何故、のどかな山の舞台で言いようのない緊張感を感じるのだろう。 考えているうち、幼い『残酷』だった頃の私の秘密を何故か急に思いだした… 誰もがそういう秘密や痛みを抱えて生きているものなのだろうか。 今更、忘れていた自分の闇を思いだし、その内容に驚愕した…。 弟ホトトギスよりも罪深い、自分に恐怖した。
4件・1件
驚きました。自作を語るのはタブーですが、黄色い花のホラー性は其処にしかありません。それを感じない人は底抜けのお人好しか、いや、止めておきます。それに、これを書き終えたからと言って、僕が許される訳じゃないから。レビューありがとうございましたm(_ _)m

/1ページ

1件