牙野りゅーと

サーから。依頼ありがとうございます。 個人的な所見としては、主人公の人物像は「無気力、投げやり」を設定しているのかな、と思いました。その上でいうと、結構、人並みに喜怒哀楽の思考があり、どちらかと言えば安定感のある人物に見えました。性格を形成する思考形態の細かい設定がされてなくぶれが出ているのかな、というのが率直な評価です。人物については。 ストーリー的には、テーマであろう「摂食障害の苦悩」に届いていない段階なので、評価は回避したいと思います。 まだ起因の段階だと思いますが、そこだけを評価しますと、主人公の人物像の形成を作る心理描写が多々あり、構成としては良いのではないでしょうか。ただ、先に述べましたように、主人公の人格に妙な安定感を覚えましたので、鬱寄りの話になりそうな主人公としては、厳しい人物像で構築されています。 最もな要因としては、やはり体を犯されたシーンですね。どうあれ、あそこまで瞬時に「開き直る」のは違和感でしかありません。一般論としては、やはり「苦悩する」と思いますし、その過程を経てから「開き直る」に移行した方が「リアル感」は出ますし、「どうでもいい」という心理も際立ちます。 この作品は一人称でもありますし、その『心理の移り変わり』がもっと欲しいですね。 私の個人的な所見は、そんなところです。 人物像の形成に力を入れてみて下さい。テーマやストーリーはいいと思います。魅力のある人物でその物語を紡いでいけば、きっと名作となるはずです。 批評はいたしましたが酷評もし難い作品ですので、星3つとさせて頂きました。 では。執筆頑張って下さい。

この投稿に対するコメントはありません