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王国の空は鉛色時々転生者
童子
2013/2/24 19:13
依頼にありました、作品を読んでみた感想を激辛にてレビューさせて頂きます。 まず転生に関わる部分ですが、その部分は無くても作品の進行としては問題ないのではないかと感じてしまいます。 正直、個人的に作品を読んだ場合、その転生のくだりを読み終えた時点――つまり9p辺りで読むのを辞めます。 まず幾つもある転生モノでは必ずと云っていいほど『神』が出て来ます。そもそもなんで『神』なんだろうと疑問を覚えますね。 この種類の作品は気持ちが悪いほど『神』一辺倒で、転生ものを書く際のルールなのかと疑ってしまいます。 この時点でオリジナリティ、作品としての斬新さが無さそうだと感じました。 次に『神』の個性ですが、工夫して書こうとしたのだとは察する事が出来ますが、正直微妙なところです。 そしてその神が最後に言葉にした、『記憶が消えるが、時々フラッシュバックする云々』――ここでの記憶が消えるならば、物語の進行としては最初に持ってくる必要を感じません。 それと、どこか見え見えな伏線は読んでいてげんなりします。 後は主人公が白い空間で目覚める前の、なんだか散文のような抽象的な描写ですが、非常に曖昧な印象を受けます。 後になって主人公が死ぬ際に見た最後の風景だと推測出来ましたが、まず始めに読んだ時点では理解できませんでした。 せめて死んだ事が分かる程度に書き足して欲しいです。 次に赤ん坊に転生した場面ですが、なぜ声帯や筋肉が成長していない筈の新生児が、明瞭に言葉を発することが出来るのか。 そして言葉を発している筈が周囲は意に返さず、聴こえているのかいないのか、言語が違うのか、そもそも言葉を発していないのか――どれかも分からず、吐きそうなぐらい気持ち悪いなと感じました。 その後の展開としては探検と称して作品の世界観の説明をされているようで、どうにも面白味に欠けます。 最後に、他のレビュアー様の何人かが書かれていた、誤字や会話文の(。)を確りと直した方が良いかと。 善意で指摘をしているのですから、例え作者様がその気がなくても、作品を読んでいて他のレビューアー様の意見が蔑ろにされていると感じてしまい、レビューする意味や意義がそもそも無いと感じてしまいました。 以上でレビューを終了します。 失礼しました。
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オグケン
2013/2/24 21:55
返信遅れましたm(_ _)m レビューありがとうございます! まず、転生の場面なんですが… 最初はあれは無かったんです。 実はかなり前に童子様が言われた事と逆のこと言われまして…「いきなり物語が始まって意味が分からない。説明して欲しい」と。 で、今に至るわけですが、最初は後の方に持ってこようと考えてたのですが要望が出たので一番最初に出した次第です。 で、あの転生の内容作るのに苦労していまして…うまく書けなくて困っているのです…… それで観覧者も減るわで散々な状況でして。 童子様にいわれて今一度後に移動させるか考えています。 後のページが面白く無いとの事ですが、あれも上手く書
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童子
2013/2/25 1:20
いえいえ。 なるほど、そうでしたか。 個人的に、幾つか感じたことを書かせて頂きます。 "In medias res"<物事の中途に> 古代の叙事詩でよく使われた技法であり、物語を最初から語るのではなく途中(核心)から語り始める技法が存在します。 まず作品の書き始めとは、読者をその作品の世界へと引きづり込むために、特徴的で、更には唐突であった方が効果的であり、読者の興味や好奇心を刺激出来るとされています。 勿論、何故転生してしまったのか――その状況の説明は多少なりとも必要でしょう。 つまり、死亡した場面、神と対面して力を授かる場面――そして更には、その部分の
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