作者のSFに対する深い造詣と愛情を感じました。 それと、様々なスタイルのショートショートを書き分けるバリエーションの多さにも驚きです。 私の中ではショートショート=星新一という固定観念が有ったのですが、考えてみれば必ずしもオチがなければいけないと言うことは無い。この作品で言うなら、「忙しい惑星」や「かけはなれた知性」なんかは星さん的な綺麗なオチの有るショートだけれど、「冷たい試験」のような心地よい読後感のある”ちょっとイイ話”的なショートも有りだし「遭遇」のようにショートでありながら本格的なSFの香り漂う話も有りですね(これなんか小松左京さんあたりの短編にあってもおかしくないような話ですよね)。 若い頃は私もよくSFを読んだものですが、二十代半ばくらいを境にほとんど読まなくなってしまいました。またSFを読んでみようかな、と思わせられた作品でした。そのうち長いのも読ませてもらいます^^
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レビュー、ありがとうございます。 これほどの評価をいただき、感動しております。 最近のSFは、SFファンのために書かれたような小難しいものが多くてマニアックになりつつあり、SFファン以外の人がワクワクするような作品が少なくなっているような気がします。 だから、子供の頃に味わったワクワク感を自分自身で体験したくて、SF小説を書き始めました。 エブリスタは、ケータイで読める仕様となっているので、ケータイならショートショートが適しているだろうと、今まで書いたショートショートを公開しだして今に至ります。 「星新一」は赤羽にとっては神様です。星さんが過去に書いた素晴らしいショートショートを超える

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