はゅら

まさかこんな展開になるなんて思っていませんでした。読み進めていく過程で、私のマスカラがボロボロとれてしまいました(;-;)笑 作品を読んでいて竜生や啓太の心境を、私の友人の事と重ねて読みました。 友人も数年前に、大切な恋人を交通事故で失いました。友人を駅に送り届けた後の事故だったので、友人は今でも後悔に駆られています。『もしあの時、ここでいいよって彼に言えていたら』って。 この事を私に打ち明けてくれた時、私は友人に声を掛けてあげる事が出来ませんでした。思う事はたくさんあるのに、私が何を言ってもそれは友人にとってただの偽善になってしまう。そう思ったからです。 私や新しい友人と知り合えた事で少しは前に進めたって言うけれど、本当は捕らわれたままだって事は分かっていたから。 作中の莉央が啓太に言った言葉を読んだ時、『ああ、これだよ。これが真理だ』って思いました。 いつか友人がこれからを歩む決意をした時に、私から伝えてあげたいです。 この作品からたくさんの事を教えてもらいました。そして私自身も前に進んでいけたらなって思っています。

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