七島新希

サークルのレビュー依頼から来ました。大変遅くなってしまい、申し訳ありません。 全体的に文章がすごく安定していて、雰囲気が良いです。 自分にはあれができるけど、これはできない。けれど他の生き物もあれはできるけど、これはできないというものがあることに気づく。短編としてきちんとまとまっているなと思いました。 ただ気になる点は話のインパクトが弱いことです。「私」がただ、淡々と周囲を見て自己完結して終わっているため、いまいち印象に残りにくいです。すぐに気づくのならば、最初から悩む必要すらないのではという気がどうしてもしてしまいます。 もっと「私」が海鳥達等のどんな様子を見てどう思い、どんな様子を見て上記のようなことに気づくのかに深く焦点を当ててくれた方が、より良くなるのではないかなと個人的に思いました。 あとp.2の 「そんなことを思って今度は上を見上げれば~」 の部分。 「上を見上げれば」と一文のうちで二重に上を見ることを表してしまっています。 これは「頭痛が痛い」というのと同じ誤用です。 二重にならないように「上を見ると」等の表現に変えた方がよろしいかと思われます。 それでは長々と失礼致しました。
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こんばんは、レビュー有り難うございます。 重複文、見落としていました!訂正しておきます。 やはり少々淡々とし過ぎですよね。 最近短編の面白さに気付き、もっと書いていきたいなと思っているので、頂いたご意見を参考に精進したいと思います。 お忙しいなか、貴重なご意見本当に有り難うございました。

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