童子

依頼にありました、戦闘描写、物語の展開について中辛でレビューさせて頂きます。 まず戦闘描写ですが、良く書けているとは思いますが、今一つ臨場感、緊迫感といった迫力が伝わってきません。 戦闘に関して一概に良く言われているのが――戦闘描写は短く、端的に表す、と云う事です。 この最たる理由は、スピード感にあります。 極力、合間の説明も少ない方が良いです。 まずひとつひとつの文章が長いと読むのに時間が掛かります。まあ、長文と短文を比べれば分かりますね。つまり、文量イコール臨場感・戦闘のスピード感(疾走感)となります。 それに戦闘とは場面が目まぐるしく変わり、また人物も激しく動き回ります。それらを全て描写しても、正直読者は途中でだれてきます。長い戦闘ならなおさらです。 なので、短く、端的に――そして当たり前ですが、読者のその場面をイメージさせるに足りる文章が必要となります。 現状だと一文一文が長く冗長に感じますし、物語の展開にも関係がありますが読んでいて途中でだれてきます。 つまり、戦闘描写と日常描写は別物と捉えてください。 これが戦闘描写が苦手と、大多数の作者が上げる理由です。 最後に物語の展開ですが……正直、甲乙付けがたいと云うか、微妙なところです。 主人公は概要にある通り桜なのでしょうが、主人公は放置して長いページを割いて他の人物の戦闘が始まる。 なんだか良く分からない集団に、更にはその集団と因縁がある主人公の母親が戦い出す――サッと終わるなら構わないのですが、ここまで長いとこの物語の主人公は誰だよ?となってしまいます。 そもそも登場人物の数が多くて、読んでいて誰一人として魅力も、感情移入も出来ませんでした。 文字数制限の関係でこの辺で。 失礼しました。

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