読了しました。 最初ファンタジーだと思って読み始めたのですが、これはやはりSFですね。 SF小説の肝はセンスオブワンダーだ、という話を聞いたことがあります。 ラウナから見れば宇宙船やその乗組員はセンスオブワンダーそのものでしょう。そして読者もラウナの視点を借りてこのセンスオブワンダーを感じることが出来る。 賊のリーダーが逃亡した能力者だったというオチも秀逸ですごく面白かった。 少し話が逸れますが、 私がまだ小さな子供の頃、アポロが月に行った映像を見た時の衝撃は半端じゃなかった。私の人生最大のセンスオブワンダーはこれかも知れませんw 自分が大人になる頃にはマンガの世界みたいに普通に人間が宇宙に行けるようになるのだと無邪気に信じた。 まぁこの高揚感は年と共に萎んでいくわけですが、こういう夢というかロマンというか、ドキドキワクワク感がSFの最大の魅力なんだろうなと再認識しました。 で、ラストシーンなんですが、自分が住んでいた星を宇宙から見るラウナの感動はもうちょっと大袈裟に描いても良かったかも知れないな、とちょっとだけ思いました。
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レビュー、ありがとうございます。 連載中から贔屓にしていただき、恐悦です。 子供のころに放送していたアニメには、今のよりもSF色が濃く、それに影響されてきました。 だからどちらかというとファンタジーよりSF寄りです。 宇宙の話や遠い未来の進んだテクノロジーに対する憧れが、創作の原点になっています。 この世の理を理解することが、わくわくするような気持ちになる。そこがファンタジーとはちがう面白さではないか、と思ったりするのです。 それが読者に伝われば……と願いながら書いています。 「魔道士ラウナ」は、次々と明かされる真実を、ラウナたちと共感していけるよう構成しました。その驚きを感じていただけたな

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