レビュー2 (勝手に修正しますと…… そして、また早朝。 ひと駅分だけ切符を買った、見たところ世間ずれしていないような20代後半の男が、まだ走らぬ列車を待っていた。 このように文を入れ替えるだけでも、だいぶ読みやすくなります。 修正前の方では、まるで早口言葉を言うようにつっかえてしまいます。主な原因は、意味分けやリズムをとる役目を果たす読点が、長い文章なのにも関わらず用いられていないからです。細かいポイントは、20代後半のー略ー男がのところですね。この間にあの文を入れるのはあまりよろしくないかと。 それと白昼夢は、なんだか無理矢理な感じがしました。表現を変えてみてはどうでしょう。
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レビュー3 「始発の準急は(、)5時07分頃通過みたいよ」 男は後ろから思いもかけない声をかけられた。(思いがけず、男は後ろから声をかけられた) 夢みごこち(なんだか柔らかいイメージのようで、この状況にはあまり相応しくはないかもしれませんよ)のまま、ゆっくりと後ろを振りかえる。(おぼつかない足取りで、男は後ろを振り返った) 10代を疑わない若さ(疑わせない若さ、ですね。若さ、というものが10代を疑わないように読めてしまいますので)を黒髪のロングヘアーに感じながらも(、)声はどこか年よりも(実年齢が不明のままなので……。三人称の地の文でこのように年を決め付けるのはよくありません。あくま

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