安芸さん 拙作へのご高覧及びレビューどうもありがとうございます。 こんなに高い評価で恐縮です。 私としてもこれまでの作品の中で表現の上ばかりでなく、 書き進める上での心理としても最も苦労して書き上げた小説なので、 読後に丸一日この作品について考えていただけた、という一言には、感無量です。 実際の事件を受けて、左目に黒い痣を作って笑っている被害者少年の写真に 「なぜ、この子が無残に殺されなければいけないのか」と不条理を覚え、 「現実がこんなにも救いがないのならば、せめて、創作の中だけでも彼を蘇生させよう」と感じたのが執筆の動機です。 現実の事件と違って、作中の少年は寒中の川を対岸まで泳ぎ
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こんばんは。あまりレビューらしいものが書けず申し訳ない限りです。 実は私の友人に、被害者のご家族と知り合いという方がいます。現在は連絡が取れていないようなのですが、以前はかなり交友があったようで、被害者の方のお話も良く聞いたそうです。 この話を聞いたのは事件があった後のことなので、私にはどうすることも出来ません。しかし、この作品のおかげでもう一度、あの事件についてしっかり考えられたということを、深く感謝したいと思います。 余談ですが、イベントに参加して頂いた方の作品を、私のTwitterで紹介するというのをやっています。もし宜しければですが、この作品も宣伝させて頂けませんか?
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いえいえ。 気持ちの籠もった誠実なレビューでとても嬉しかったですよ。 被害者遺族と知り合いの方がいるのですか。 実は、この作品を書きながら、 「こんな話を書いたところで、亡くなった人が生き返るわけでもなし、何より、知り合いでもない私がこういう創作をすること自体、亡くなった人をおもちゃにする不謹慎な行為ではないのか」という葛藤に陥りました。 特定の地域や被害者遺族を攻撃するのが目的の作品ではないので、作中では具体的な地名は出さず、また、被害者少年の家族構成なども変えました。 ただ、物語の性格上、被害者少年の名前だけはどうしても必要だったので、亡くなった方の名前をもじる形で付けました。
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