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消失点のピエロ
平山安芸
2015/5/11 17:35
まず初めに、イベントへのご参加ありがとうございます。有り難く拝見させて頂きました。若輩者の幼稚な文章ではありますが、僭越ながら。 読み出してから一度も止まることなく、一気に読み終えてしまいました。馬鹿っぽい感想になってしまいますが、恐ろしい作品に出会ったという気分です。エブリスタでは早々お目に掛かれないですよこれは。 非常に丁寧でありながら、シンプルに描かれる少年の動向。確実に迫ってくる死の恐怖とどうしようもない閉塞感が、一読者である私にもヒシヒシと伝わってきます。 イジメと戦争ほど救いようの無いものはこの世にそうありませんよ。だから、最後に少年が「死にたくない」と本当の想いに気付いて、救われただけでも「価値」があるのです。 不慣れな心境のせいか、どう取り繕ってもこれ以上の感想は書けそうにないので、この辺りにしておきます。 この作品は、もっと多くの人に読まれるべきです。私のような感受性に乏しい人間を、丸一日そのことばかり考えさせるような、とんでもないパワーがあります。だからこそ、とも言えますが。 最後に。下手くそなレビューで申し訳ない限りです。ただ、この言葉が作品に適切なものかは分かりませんが、一作品としてとても「面白かった」ということだけはどうか受け取って頂ければと思います。 貴重な時間をありがとうございました。
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吾妻栄子
2015/5/12 19:17
安芸さん 拙作へのご高覧及びレビューどうもありがとうございます。 こんなに高い評価で恐縮です。 私としてもこれまでの作品の中で表現の上ばかりでなく、 書き進める上での心理としても最も苦労して書き上げた小説なので、 読後に丸一日この作品について考えていただけた、という一言には、感無量です。 実際の事件を受けて、左目に黒い痣を作って笑っている被害者少年の写真に 「なぜ、この子が無残に殺されなければいけないのか」と不条理を覚え、 「現実がこんなにも救いがないのならば、せめて、創作の中だけでも彼を蘇生させよう」と感じたのが執筆の動機です。 現実の事件と違って、作中の少年は寒中の川を対岸まで泳ぎ
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平山安芸
2015/5/12 20:21
こんばんは。あまりレビューらしいものが書けず申し訳ない限りです。 実は私の友人に、被害者のご家族と知り合いという方がいます。現在は連絡が取れていないようなのですが、以前はかなり交友があったようで、被害者の方のお話も良く聞いたそうです。 この話を聞いたのは事件があった後のことなので、私にはどうすることも出来ません。しかし、この作品のおかげでもう一度、あの事件についてしっかり考えられたということを、深く感謝したいと思います。 余談ですが、イベントに参加して頂いた方の作品を、私のTwitterで紹介するというのをやっています。もし宜しければですが、この作品も宣伝させて頂けませんか?
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