拙作へのご高覧及びレビューどうもありがとうございます。 こんなに高い評価で恐縮です。 一度も訪れたことのない土地を妄想した作品なので、少し後ろめたいです。 確かに、このヒロインのティミショアラ行きは「自分探しの旅」ですね。 日本では妻となり、母となった彼女には、日本人としての社会的アイデンティティは既に確立されているわけです。 しかし、「母親がルーマニア人で、ティミショアラにルーツを持っている」というアイデンティティは、母親の死後は、実質的に彼女が日本社会に生きる上では黙殺されてきました。 ちなみにヒロインの名の「ナディア」は文中にも示したように「白い妖精」ことナディア・コマネチにあや
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