◇◇ 華火 ◇◇ 珍しく髪を結い上げ、後れ毛散らばる項(ウナジ)が何とも色っぽい。 水面を撫でてきた少しだけ ひんやりした風が後れ毛を靡かせる度、白く浮き立つ 項に吸い付きたくなる。 「早く早くぅー!」 人で ごった返す川辺を駆け出す幼子に手を引かれ、トトッと足元が覚束無くなっらたしく、前のめりに倒れそうになる。 「艶香ッ!!」 俺は慌てて その細い腰に腕を回した。 「へへッ…歳さん、ありがとう。」 寸でのところで抱え込まれた艶香は 罰が悪そうに眉尻を下げていた。 「お前が転びそうになって どうすんだ、馬鹿。」 自分が項に見とれてた事を棚に上げ、キ
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かっこいい~\(//∇//)\♪♪ 土方さん好きだわ♪( ´▽`)

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