●まだおぼつかない足取りで部屋を出る(P4)  これも他者の視点が混じりこんでいるように感じます。『足下が怪しい』など、本来ならコントロールできる場所がなんらかの作用・原因によって、いつものように動かせなくなっている様子で書かれていたほうが読み手には伝わると思います。『おぼつかない』もしくは『足取り』どちらかひとつならセーフの気もしますが、ふたつが繋がるとどうにも三人称的に読めてしまいます。 ●私は地獄耳で耳も良いから(P8)  意味が重複しています。 ●悪戯っぽく笑う(P8)  これもどうでしょう。自分が悪戯っぽく笑えたかどうか鏡なしにはわかりませんよね。(続きます)  次に表記・表現

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