●でもこのまま死ぬのはヤダ・・・・私にはまだ未練がある・・・・(P3) 『未練』といってるわりには、その未練がどこに発生しているのかわかりませんでした。そのための弁明がまず家族への愚痴めいたことからはじまってますし、あまつさえ『家族に縛られないで生きたかった・・・・なんて烏滸がましいよね』ときてます。読み手はまずここに謎が隠されているのではないかと疑います。が、次には翻って『家族のおかげ』です。『家族を守る』でも『家族に恨みを晴らす』でもありません。ここまでで未練のトリガーになっている動機や思いが見当たりません。『もう一度生きたい』と思う意志はどこを拠り所としているのでしょう。 ●ほう? 俺

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