~二人から離れた位置の柱の影からコッソリとミラが見ている~ ミラ 「な、何で私の事を覚えてるんだろ…私なんてただのメイド妖精なのに…それよりもさっきセリアさんから貰った拓哉様の写真…これどうしよう。 そもそも何で私に?う~ん…やっぱり妹様に渡すべきなのかなぁ…それともこれにイタズラしろって事なのかな? …そんな事したらダメ。絶対。うん。間違いなく。どうしよう…。」
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フラン「ーでも、メイド妖精なんて私達と話せるのかなぁ…怖がって近寄ってこない気もするけど…」 拓哉「ーまぁ、そうだとしても徐々に誤解を解いていくしかないな…レミリアと話せたなら大丈夫とは思うけどな…」 フラン「ーまぁ、そうだよね~…お姉様、すぐ威圧しちゃうから困っちゃうよね~」 拓哉「ー意外とミラからレミリアに対する愚痴とか聞けるかもな…」 フラン「ーあはは!そうかもねっ!」
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ミラ 「…妹様って変わった気がする。拓哉様と出会ってから特に…多分気のせいじゃないと思う。でもやっぱりちょっと恐いなぁ…。 もしかしてセリアさんがこれを渡したのって…これをキッカケにしろって事なのかなぁ…よし!渡そう! そうと決まったら早速…ぶふぅっ!?」 ~勢い良く走り出すも、勢い良く転んで地面をヘッドスライディングするミラ~
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拓哉「ーん?…何だ?」(背後から聞こえてきた音に振り返る フラン「ーあれ?噂をすれば、ミラだっ…でも何してるの?」(盛大にこけたミラの方を見て首を傾げる 拓哉「ーこけたみたいだな…とりあえず、立てるか?」(ミラの方に歩み寄り、手を差し伸べる
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ミラ 「痛た…ハッ!?え、ええと…その…こ、ここここれ渡しゅましゅのでぇぇぇ!」 ~慌てふためき、セリフを噛みまくりながら写真を渡して走り去るミラ~ ミラ 「んぎゃっ!?……きゅぅぅ…。」 ~そして前方不注意で柱に激突し、目を回すミラ~
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拓哉「ーあ、ちょっと…っ!?…今、凄い音がしたな…」 フラン「ーだね~…逃げなくてもいいのに…それより何を渡されたの?」 拓哉「ーん?…え~と…俺の写真…だな」(ミラに渡された物を見てから、そう言ってフランに見せる フラン「ーほんとだ~…でも、何でミラが拓哉の写真を持ってて、それを渡してきたんだろ…」 拓哉「ーまぁ、何かあるのは確かだな…」 フラン「ーとりあえず…ミラ、どうしようか?」 拓哉「ーこのままにしておくわけにもいかないだろうな…とりあえず、俺の部屋まで運んで目が覚めるのを待つか…」(気絶しているミラをお姫様抱っこで抱える フラン「ーむぅ…あんまりいい気分は
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~運ばれている途中で目を覚ますも起きれないミラ~ ミラ 「(ど、どどどどどどうしよう!?何でこんな事に!?何で私拓哉様の部屋に!?そして妹様が不機嫌に!?…誰か助けてぇぇぇ!)」 ~しかし誰も助けに来ない…と思っていると、扉をノックする音が~
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拓哉「ーん?…誰だ?」(フランの頭を撫でながら扉の方を見る フラン「ー入ってきていいよ~」(拓哉に撫でられて若干機嫌が良くなった様子
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氷太 「…失礼…します。」 ミラ 「(氷太さん…じゃなかった…今は新入りだった…新入りなら助けれくれるかも…。)」 氷太 「…ミラ先輩…どうしたん…ですか?セリアさんが…ミラ先輩に…写真…渡したって…言って…ました。」 ~現れたのは相変わらずのメイド姿の氷太~
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拓哉「ー氷太か…まだメイド服着てるのか…」(部屋に入ってきた氷太を見て苦笑いを浮かべる フラン「ーでも、やっぱり恐ろしい程似合ってるよね~…知らない人が見たら、女の子だと勘違いしちゃうよね…」 拓哉「ーそれには同意だが…ミラに写真を渡したのはセリアさんか…一体何の為に…」 フラン「ーセリアの事だから何かあるとは思うけど…面白がってる的な意味で…」 拓哉「ーそれも同意だ…」
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氷太 「…服装は…諦め…ました…似合うなら…仕方ないかな…って。」 ミラ 「本当だよね…新入りって何でそんなにメイド服似合ってるの?…ハッ!?」 ~思わず起きて話し掛けてしまったミラ~ 氷太 「…ミラ先輩…写真…渡して…フラン…お嬢様と…話せました?」 ミラ 「うぇぇ!?やっぱりそうだったの!?そ、その…えっと…緊張して…逃げました…そして柱に激突しました…。」
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