ミステリーという呼び方に関して、本作は本当にミステリーなのだろうか…という自問自答に一区切り付いた幕となりました。 なにぶん初めて書く日常の謎だったので、今まで他サイトや読書経験などで培った作法をどう落とし込めば良いのか迷っていたのです。 なので、最初はジャンルをヒューマンドラマにしていたのですが、おかげさまで徐々に手応えを感じるようになり、改めてミステリージャンルに変更しました。 日常系は総じて、謎解きの深刻度が本格に比べると浅いのですが(やはり人命に関わらないと緊迫感は薄いし、かの作家ヴァン・ダインも「ミステリーは人が死ぬのが望ましい」と述べている)、今回の第二幕でようやく、自分の中で
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